ベントウッドチェアの再塗装と補修
更新日:2025年10月20日

色褪せたベントウッドチェアのご依頼
ご依頼の椅子について
今回は、曲げ木の背もたれが美しいベントウッドチェアを、再塗装した修理報告です。
長年の使用で塗装が剥げ、白っぽく色褪せていました
傷みの様子を確認
背もたれの曲木に小さな割れ
座面の籐も一部が切れていました
脚の接合部は、しっかりしています
再塗装の方針を決めます
元の色合いに近づける方針でお見積り
作業の流れ
まず、全体の古い塗膜を専用の剥離剤で、丁寧に落とします。
曲木の細い部分は、傷めないよう、柔らかいブラシで少しずつ進めます。
古い塗装を落とすと、木地が見えてきます
ブナ材の木地はとても美しく、手触りも滑らかで、塗り直すのが楽しみになる瞬間です。

曲木の割れは、接着剤を流し込んでクランプで圧着します
割れが小さいうちに補修できたので、強度への影響もありません。
接着剤が完全に乾くまで、丸一日かけてじっくり待ちます。
その後、木地の表面を細かい紙やすりで丁寧に整えます。
傷や凹みが残っていないか、手で触れて確かめます

染色と塗装の工程
お客様のご希望の色に合わせて調色します
薄い色を何度も重ねて、深みのある色にします
ムラが出ないよう、刷毛と布を使い分けて塗ります
乾燥させては研ぎ、また塗る工程です

仕上げには、ラッカーを数回に分けて薄く重ね、ほどよい艶を出しました。
シェラックで仕上げる方法もご案内しました
お客様のお好みで、艶の強さを選べます
ラッカーは耐久性が高く、日常使いの椅子に向いています。シェラックは柔らかな艶が魅力ですが、水や熱にやや弱いため、使い方に合わせて選びます。
今回は日常使いの椅子ということで、ラッカー仕上げをご提案し、ご納得いただきました。
座面の籐は、同じ種類の籐を使って編み直し、背もたれの色と馴染むよう、仕上げ前に薄く染めています。
最後に、全体の仕上がりと座り心地を確認します


再塗装後は、色の深みが全く違います
艶も、品よく仕上がりました
仕上がり
お客様にも、大変喜んでいただけました
家の雰囲気に馴染んだとのお言葉でした
修理内容: 再塗装、曲木の補修、籐の編み直し
作業期間: 約2か月
料金: 44,000円〜
お見積りは無料です。お客様のご感想はこちら
再塗装のご相談は、こちらからご相談
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