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ミッドセンチュリー椅子のぐらつき修理

葉月工房
2025年8月23日
3分で読めます

更新日:2025年10月20日

ぐらつきを直したミッドセンチュリーの椅子の全体写真

ご相談の内容について

座るとギシギシ音がする、と相談されました

今回は、1950年代のアメリカンヴィンテージの椅子をお預かりしました。


成形合板の背もたれとスチールの脚が特徴の椅子で、座ると全体がきしみ、脚が少し開いてしまっていました。


原因は、座面と脚を留める部分のゆるみでした


状態をよく観察します

ネジ穴が広がっていたため、ただ締め直すだけでは、すぐに緩んでしまう状態でした。


古い椅子は、見えない部分の傷みが大切です

裏側を見ると、合板の座面に小さなひびも見つかりました。


このまま使い続けると、座面が割れてしまう恐れがありました。


修理方針

お客様と相談し、補強して直す方針に

ネジ穴

穴の補修

穴を埋め、新しく開け直します


ネジ穴の補修には、木の芯材を埋め込んで、接着剤で固定してから、新しい穴を開け直す方法を取りました。この方法なら、元よりも強く固定できます。


金具の錆も、丁寧に落としました

古いネジやワッシャーも、状態を見て交換します


座面のひびを補修


ひびの隙間に接着剤を流し込み、クランプで圧着します。乾燥後、裏から補強板を当てて、ネジで固定しました。補強板は、表からは見えない位置です。


座面は、もとの合板の風合いを活かして、補修しました。

表面の色に合わせて、補修跡を整えます

ほとんど目立たない仕上がりになりました


脚の取り付け

脚をまっすぐに揃えて、ネジを締めます

締める順序にも気を配ります

対角線に少しずつ、均等に締めていきます

ネジ穴を補修して座面の裏から補強板を当てた様子の写真

ゴムの足も新しく

ネジ穴を補修して座面の裏から補強板を当てた様子の写真

傷んでいた足のゴムを交換しました

背もたれ


背もたれの取り付け部も確認します

こちらも少し緩んでいたので、同じ方法で補強しました。座ったときの安定感が、大きく変わります。

全体を磨き、仕上げます


スチールの脚は錆を落とし、艶を整えました。


成形合板の背もたれは、細かな傷を整えて、オイルを薄く塗り込みます。木目が浮かび、ぬくもりのある表情になります。

最後に、実際に座って、きしみがないか確認します

お客様にも、座り心地を確かめていただきました。

ぐらつきを直したミッドセンチュリーの椅子の全体写真

修理内容: ぐらつき・ネジ穴の補修

作業期間: 約3週間

ぐらつきを直したミッドセンチュリーの椅子の全体写真

料金は11,000円〜です。座面のひび補修は、別途お見積りしました。

ギシギシ音は、早めの修理が安心です


ぐらつきを放置すると、割れや折れの原因に

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