北欧チェアの座編み直し
更新日:2025年10月20日

ご依頼の椅子について
今回は、1960年代の北欧ヴィンテージ、チーク材のダイニングチェアのペーパーコード座面を編み直した修理報告です。
座面の傷み具合を確認します
お客様はこの椅子を4脚お持ちで、そのうち2脚の座面が擦り切れ、コードが何本も切れてしまっていました。
長年の使用でコードが細く痩せ、座るたびにたわみが大きくなっていたのが、切れてしまった原因です。
フレームのチーク材は、状態が良好でした。
コードの状態を見極める

古いコードを外し、枠の傷みと木の状態を確認します
枠に傷みや緩みがないかを、触れて確かめます。
今回は、座枠の補修は不要と判断しました。
使うコードを選びます
元のコードの太さと色を参考に、新しいコードを決めます
コード
素材の選び方
ペーパーコードは、紙を撚った丈夫な紐です
太さと色で、座面の表情が変わります
編み方
お客様のご希望で、元と同じ色の、ナチュラルなコードを選びました。
作業の流れ
まず古いコードを外す
枠に残った細かなコードのかすも、きれいに取り除きます
枠のカドを軽く整えて、コードが擦れて切れないようにします
編み始め
枠に結びつけ、前後に巻いて土台を作ります
続いて、左右にコードを巻き、土台と交差させます
コードの撚りが戻らないよう、手で整えます
ペーパーコードの座編みは、同じ張力で数百回巻く、根気のいる作業です。
巻き方が緩むと、座ったときにたわみが出てしまいます
一本ずつ、強さを揃えて編みます


角の部分はコードが重なりやすく、見た目が乱れやすいので、慎重に整えながら進めます。
座面の中央に向けて、きれいな模様が現れます
コードが交差するたびに、美しい模様が形になります
最後はコードの端を、座面の裏側にしっかり固定します
固定の位置は、座ったときに当たらない場所に
全体を整え、仕上げます
余分なコードを切り落とし、座面の表面を整えます
固定の強さを何度も確かめます
編み上がりのあとは、座ってみてたわみがないかを確認します。
新しいペーパーコードは、使い始めに少し伸びます。2〜3か月は座面が少しずつなじんでいく期間になります。
強く水分を与えず、乾いた布で拭くだけで十分です。

お手入れのポイント
直射日光や暖房の風が当たる場所は避けてください
コードが乾燥しすぎると、ひび割れの原因になります
湿った布で軽く拭く程度にとどめます
座面の汚れは、固く絞った柔らかい布で拭き取れます。
重い荷物を椅子に置くのは避けてください
立って乗るのも、避けていただくのが安心です
日常に取り入れやすいお手入れだけで、10年以上使えます
ペーパーコードは、正しく使えば長持ちする、丈夫な素材です。
修理内容: ペーパーコード座面の編み直し
作業期間: 約1か月(2脚)
料金は1脚22,000円〜です。2脚同時のご依頼で、仕上がりを揃えてお渡ししました。

お見積りは無料、お写真だけでも概算を出せます
全国から宅配でのご依頼も受け付けています
座面が切れる前なら、費用を抑えられることも多いです。
コードが痩せてきたと感じたら、ご相談ください

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